| 1969年7月 | 関西大学卒業後、監査法人朝日会計社(現:あずさ監査法人)大阪事務初入所 |
|---|---|
| 1972年10月 | 公認会計士登録 |
| 1995年6月 | 同法人代表社員に就任 |
| 2001年12月 | 同社退社 |
| 2002年5月 | 株式会社イーサーブ設立、代表取締役に就任 |
| 社名 | 株式会社イーサーブ |
|---|---|
| 設立 | 平成11年7月6日 |
| 代表者 | 代表取締役社長 鈴木邦明(公認会計士・税理士) |
| 資本金 | 1000万円 |
| 本店所在地 | 大阪市中央区鎗屋町2-3-2 山忠ビル502号 |
| 事業内容 | 財務コンサルティング ベンチャー企業支援 株式公開支援 |
主に2つの事業をしています。税務業務及び株式公開支援です。ただ、この2つの事業は会社の事業として収益を上げているものです。
このうち私は株式公開を担当しています。株式公開は株式公開後も様々なサポートをしています。その他、私個人のライフワークとしてベンチャー支援やベンチャーに関する講習会をしています。
きっかけは、監査法人の中で中小企業やベンチャー支援をやっていたものの、監査法人という環境ではコストが高すぎてフィーが取れなかったため、独立しよう思いました。独立をしたタイミングは、「やろう」というやる気持ちと、「やろう」と思ったことを「やれる」という自信が持てるのはこの年齢が最後かなぁと思ったときでした。独立後の変わったことの中で、苦労した点はお客さんを一から取らなければならなかったことです。逆に監査法人という枠がなくなったことで得た大きなものは、開放感というのか自由です。どのような相手とどんな契約を交わすかを決めるのも自由ですし、業務が済んだ後の自分の時間をどのように使うかを決めるのも自由です。その自由な時間を利用してベンチャー支援や講習会を行っています。

今いる従業員の自立をサポートする環境をつくることですね。税理士の資格を持っていたり目指していたりする従業員ばかりなので、私の今までの実績や私の営業でとってきた仕事の中で勉強し、資格を取り、次には自分達の手で営業して仕事をしていってもらう。このようにして、私が引退した後でも食べていけるように、仕事のやり方を学んでもらえる自立できる環境をつくるのが私の役割かなぁと思っています。もう一つ、私自身が大きく目指しているものがあって、それは株式公開です。私の担当で4社が株式公開することを目標としていて、既に2社は公開したので、あと5年くらいでもう2社公開したいですね。そうすれば、自分が独立してやり始めた大きな目的は達成されるかな、と思っています。
ベンチャー支援をやっていきたいですね。現在も大阪商工会議所等からの要請などでベンチャー支援の講習会を行っていますが、実際にベンチャーを起こそうする人が少ない。ベンチャーを起こす環境は今どうなっているのか、ベンチャーをするとは実際にどういうことかわかっていない人が多いんです。大学などでベンチャー論などを教えている先生にもベンチャービジネスの実際をわかっていない人が多いので、先生もベンチャー企業にインターンシップに行って、ベンチャービジネスの実践を知ってもらい、実際を知ることで、大学に戻ったときに、「こういうことが大学生の君たちには必要だよ」ということを学生さんに伝えて理論と実務の橋渡しをしてくれたら、だいぶ違うんじゃないかな・・と思います。また、大企業志向の学生さんが多いと思うけど、大企業の中でも新しいことをするなどのベンチャーマインドを持ち続けて欲しいですね。でも、「明日からベンチャーやれ」など言われてもいきなり無理ですよね。だから、私は立命館大学、大阪産業大学などの大学にも出向いて講習会をしています。

公認会計士試験の勉強中に何かを心に留めておくのは難しいと思うけど、あえていうなら、専門家としてのプライドです。公認会計士の本業は企業の監査ですが、そのときに「不正は絶対に許さない」と思うことなどです。不正を正せば、企業の業績は伸びていくんですから。「それくらい公認会計士は社会的責務を背負っている、それを目指しているんだ。」ということを思っていて欲しいですかね。
何よりも真剣に生きてもらいたいです。真剣に仕事したり、勉強したり、遊んだり。真剣に生きている人とそうでない人とでは吸収するものが全然違います。あと、特に感受性を大切にしてほしいですね。感受性が豊かな人は新しいことに感動したり、問題を感じたり、「これはチャンスだ」と感じやすい。そういう人は大企業に入っても他の人とは見えるものが全然違うし、発想力も全然違ってくるんですね。どれだけ経験したかではなく、どのように経験したかが大切なんです。これはどこの世界でも大切です。この感受性は真剣に生きていれば付いてくるものです。「楽しくならんかなぁ」ではなく「楽しくしよう」と自分から手を上げて、真剣に生きていってもらいたいです。
鈴木先生はベンチャー支援、それを取り巻く環境、そして人生に対して大変情熱を持っていらっしゃる方だなぁと感じました。今回のインタビューで、鈴木先生から人生を歩んでいく上で大切にしていきたいことを学ばせて頂きました。“「何事も真剣に、自ら手を上げて取り組む」「感受性を豊かに持つ」ことで、物事が楽しくなったり、より多くのことを吸収できたりするようになる。”特に、この御言葉が非常に印象深く残っています。
鈴木先生には、お忙しい中、インタビューに答えて下さり、本当に有難うございました。
吉村栄里
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