百貨店とは、多種類の商品を取り扱う大規模小売店です。近年では各百貨店が個性的な売り場を目指し、他店との差異化を図ると同時に相互協力の体制も見られます。例えば、物流の効率化を目指した共同仕入れのシステムを導入したり、オリジナル商品の共同開発をしたり、他業種企業と提携することで業務のスリム化を行っています。
さらに、大手百貨店において企業グループとして事業拡大を目指す動き(再編・統合化)は、業務提携・経営不振な地方百貨店への資本参加・大手スーパーとの統合など激しくなってきています。しかし、この統合問題はスーパー、コンビニ等の小売業界内のみならず、運輸業,外食業、更には金融業等をも含めたコングロマリット化が見られ、日常生活の多くに関わることができる百貨店は、流通業界の主要プレーヤーのひとつとして、今後もその動向が流通業界の大競争・大統合に大きな影響を与えると考えられます。
平成19年度の夏は、記録的な猛暑の影響により全国百貨店の売上高は、前年同期比で見ると0.4%増も夏物衣料などが売れています。しかし、総合スーパーやコンビニに若年層の顧客を奪われている現実があり、今後もこの厳しい状況は変化しないと考えられるので、経営統合やオンラインショッピングなどを活用し、各百貨店がどのような経営していくが重要となるでしょう。
1.業界売上高 7兆7700億円
2.業界従業員数 103,124人
※数値は、日本百貨店協会平成18年度より
| 企業名 | 売上高 | 営業利益 | 店舗数 | |
| 高島屋 | 1兆494億 | 338億 | 国内20店/海外4店 | |
| ミレニアムリテイリング(非上場) | そごう | 9665億 | 国内12店 | |
| 西武百貨店 | 国内16店 | |||
| 大丸 | 8370億 | 346億 | 国内11店 | |
| 三越 | 8041億 | 126億 | 国内80店/海外24店 | |
| 伊勢丹 | 7817億 | 322億 | 国内11店/海外2店 | |
※数値は平成18年2月期
高島屋
ミレニアムリテイリング(そごうと西武百貨店)
大丸
三越
伊勢丹
経営統合・業務提携の事例
ミレニアムリテイリング(そごうと西武百貨店)
Jフロントリテイリング(大丸と松坂屋)
阪急阪神ホールディングス(阪急と阪神)
三越伊勢丹ホールディングス(三越と伊勢丹) ※平成20年の4月予定
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