家電量販店とは、家電製品をメーカーから一度に大量に仕入れる事で安い卸値での仕入れを実現し、幅広い分野の家電製品を消費者に低価格で販売します。しかし、現在ではインターネット販売で購入する消費者も増加し、さらに市場が6兆円台で横ばい状態にあるため、仕入れ規模を拡大してメーカーとの価格交渉力を強めたり、チェーンストアの特性を生かし店舗間で商品を融通したりするなど、いかにコストを下げるかが課題になっています。そのような中で、企業は競合他社との販売競争のため、他店と比較して一円でも安い売値を客に提示する戦略を行っていますが、その効果も十分に発揮されていません。そのため家電量販店業界に再編の機運がますます高まっています。
6兆円規模の家電量販店業界ですが、少子高齢化の影響で先細りは避けられないと考えられます。しかも他店との販売する製品に違いはなく、そのため必然的に価格勝負になってきます。生き残りには、シェア拡大と大量仕入れによる低価格を可能にする規模拡大しかない。 そのため業界再編の大きな鍵となるベスト電器争奪戦の行方に注目する必要がある。また、クレジットカード会社と提携したメンバーズカードの発行、店舗内にインターネットサービスプロバイダの出店、その他各種サービス契約の勧誘を通じて、それらサービスを提供する会社から得られるインセンティブによって収益をカバーする戦略も採られています。
業界売上高 約6兆円
※数値は、業界売上高トップ10社の合計平成19年度より
| 企業名 | 売上高 | 営業利益 | 店舗数 |
| ヤマダ電機 | 1兆4436億 | 555億 | 338店 |
| エディオン | 7402億 | 69億 | 991店 |
| ヨドバシカメラ | 6012億 | 339億 | 20店 |
| コジマ | 5013億 | 55億 | 226店 |
| ビックカメラ | 4804億 | 120億 | 27店 |
※数値は平成19年3月期
ヤマダ電機
エディオン
ヨドバシカメラ
コジマ
ビックカメラ
経営統合・業務提携の事例
業界6位のケーズホールディングスがデンコードーを子会社化。
エディオンがビックカメラと資本・業務提携。
ベスト電器がさくらやを子会社化。
ビックカメラがソフマップを子会社化。
ビックカメラとベスト電器(業界7位)が資本・業務提携。
ヤマダ電機がぷれっそホールディングス、ダイクマを子会社化。
エディオンが石丸電気、サンキューを子会社化。三石電化センターを事業統合。
©Copyright 2008 Up-Turn All rights reserved.